蛇口はなんで『蛇』の『口』というの???
2020/09/08
コラム担当のわたし、
【蛇口交換でウイルス・雑菌対策】の記事を書いているときに、
何度も蛇口、蛇口、蛇口と打ち込みながら、ふと思いました。。。
蛇口は何で『蛇の口』って書くんだろう?
わたしの予想としては、
地面や床の中にくねくねと配管されている水道管(蛇)の出口(口)
とゆう意味で《蛇口》と思っていましたが、
全然違いました!!!!!
日本で初めて近代的な水道がつくられたのは、
明治20年の横浜でのことでした。
当時は今のような各家庭ごとの水道管はなくて、
道路脇に設置された共同で使う水栓〈共用水栓〉から水を出して利用していたそうです。
日本で共用水栓が使われ始めた当初は、まだ日本製の水栓はなかったので、
ほとんどがイギリスから輸入されたものが使われていて、
ヨーロッパでは〈獅子=ライオン〉が水の守り神とされていることから、
共用水栓はライオンの形をしていたようです。
今でも旅館の大浴場や銭湯、健康ランドなどでたまに見かけることもあると思いますが、
もともとはライオンの口から水が出るのが一般的だったそうです。
(今でも横浜市内各所に獅子頭共同水栓が残っているそう。見てみたい!!!)
その共用栓が徐々に日本でも製造されるようになった時に
中国や日本で水の守護神と言われている〈龍〉がデザインされた形に変わって、
【龍は空想上の生き物、その元になったのは《へび》】であることから
《蛇口》という名称が使われるようになったそうです!
蛇口のほかに、〈カラン〉と書いてあるのを見かけたことはありませんか?
このカランはオランダ語の蛇口『クラーン』からきていて
クラーンとはオランダでは鶴の事、
長い管が鶴の首に似ているからだそうです。
工事現場でおなじみの《クレーン》も元を辿ると英語で鶴を意味する言葉だそうです。
語源を知ると、見方が変わって面白いし、誰かに話したくて仕方がないです(笑)